【改訂版】純潔のマリア 第9話『CUM GRANO SALIS 一つまみの塩を』 海外の反応

以下MyAnimeList、Redditより翻訳

・僕はカトリック教徒だし、このエピソードには尻込みしたな……。 (男性)

・とても過酷になって来たし、ひどいトラブルになってきた。
思って来たのとは違う感じになってきたよ。
マリアが『純潔』を保つだろうって事は何となく知ってたけど、
彼女が力を失ってしまった事にはひどくショックを受けた。
これから教会の手によってマリアはさらにひどい事をされるんじゃないかと思っている。 (男性)

・なんていうエピソードだよ。
こんなに暗い話になるとは思ってなかった。
あのクソ野郎のガルファにマリアが殴られた時は最悪だった。
今回はマジで辛かった。
俺は大抵こういうの気にしないんだよ。
いつもは『どうせただの打ち身だろ、すぐに治るよ』って感じ。
でも今回は違った。
あのレイプ魔には死んで欲しい。
まぁ実際事に及んでいようがいまいが、誰かが可及的速やかに奴を排除しなければならない。 (不明)

・最初のシーンは本当に見辛かったよ。
お腹が物理的に痛くなって、実際にガルファがマリアをレイプしてたらちょっと泣いていたかも。
別に私はレイプとかのトラウマがあるわけじゃないけど、真剣な話、レイプは死よりも恐ろしい事だよ。
でもそれだけうまくあのシーンは出来ていた。
緊張感が高くなりっぱなしだったし、過ぎ去るまで息もつけなかったからね。
そして、使い魔がまだ人の形を保っているという事を指摘したジョセフにはハグしてあげたい思いだね。
安心したなぁ。 (不明)

・ガルファはAクラスのクソ野郎になってしまった。
今の奴は救いようが無い。 (男性)

Re:彼はそれでもまだ灰色に見えるよ……。
たとえば彼はマリアを襲撃したが、レイプはしなかった。
そしてよりひどく無い方法でマリアの魔法の力を奪った。
彼がやれと言われた事についてモラル的な葛藤がなければ、とっととマリアを犯してそれで終わりだっただろ。 (不明)

Re:いやでも邪魔さえ入らなければそうするつもりだっただろ。 (不明)

Re:うーん、僕もガルファがみんなの言うように完全なクソ野郎だとは思わないんだよな。
ガルファはマリアの魔法の力を失わせろと言われていた。
もちろんそこにはマリアをレイプしろという暗喩が含まれているが、
そういう点に関してはガルファは可能な限り『配慮』したと言える。
マリアはレイプされなかったし、魔法を失わせるだけだった。 (不明)
・今回のマリアがレイプされたと思わしきシーンでは本当に顎が落ちたよ。
その部分のディレクションにはとても感銘を受けた。
マリアが何度も立ち上がって魔法を使おうと抵抗するシーンは本当に胸が痛んだ。 (不明)

・マリアは魔法を使えないふりをしているんじゃないかと思う。
使い魔が未だに変身できる事が証拠になるし、なんらかの策略を練っているのだろう。 (不明)
Re:マリアは無意識化で他人に向けて魔法を使えなかったんじゃないかな。
普段マリアが幻影の魔法を使って、人を欺いていたりするから、それがなんなのかは分からないけど。 (不明)
Re:どちらかと言えばマリアが自分で魔法を使えると信じている時しか魔法を使えないって感じじゃないかな。
例えば神を信じているものにしか神が存在しないように。 (不明)
Re:それでもガルファに応戦している時に火の鳥を召喚した。
マリアが魔法を使えなくなったとは思わない。 (不明)
Re:なるほどね。
だったらやっぱり無意識化でどうにかなってるとかそういう話かな、。
それ以外にマリアが力を行使できない理由が分からない。
ガルファがやった事によって一時的に力を失わせたわけでも無い限りは。 (不明)
Re:ガルファの暴力行為がマリアにトラウマを負わせたという事は無いか?
たとえば実際にマリアはレイプされなかったとしても、ガルファはその間近までいった。
だからマリア自身がもう自分の事を純潔だと思っていないとか?
自分の信念が揺らいだ事によって魔法にも影響が出ているのではないかな。 (不明)
Re:それはあり得る話だな。 (不明)

・うわぁ、マリアが暴行を受けた。
このエピソードのマリアには気の毒に思う。
いやぁ、でも本当に、この番組の兵士たちはこんなに残酷な思考回路になれるもんだね。
だが、マリアの友人たちがマリアを奪還しようとしている所は大好きだ。
終わり方はとても奇妙だったな。
あの神父に一体何が起こったんだ……。
すぐに仲間達がマリアをダンジョンから救出してくれる事を期待したい。 (男性)

・ガルファは結局行為を成功させたの? (女性)

・ガルファは失敗したんじゃないかな?
たぶん、先っちょだけ入れて達してしまったのかなw (男性)

・だが、ガルファがレイプに失敗したというのならば、なぜマリアは魔法の力を失ったんだ?
今回唯一うんざりしたのはアルテミスがエゼキエルを許していた所だな。
彼らが絆を培ってきた事は分かるんだけど、人物に対する好感度は事実を曲げる事にはならない。 (男性)

Re:俺も同じことを思った。
ここ2~3話で起こったすべての悪い事態は全てエゼキエルの失態だしな。
特にガルファがマリアをレイプしようとしたのはエゼキエルが情報を漏らしたせい。 (アメリカ 男性)

・マリアがボコボコにされてしまったのは嫌いだけど、少なくともレイプはされなかったようだ。
おそらくマリアが魔法を使えなくなったのはクスリの副作用によるものだろう。 (アメリカ 男性)

・ここ数話のエピソードでガルファがやった事の償いがあるべきだ。
マリアはあんな仕打ちを受けるべきじゃないのに……。
ガルファが実際にレイプしてしまったかもと思ったとき、僕の心臓は止まりかけた。
僕はプリアポスやアルテミス、ビブやジョセフと同じ気持ちだ。
このエピソードで起こった事は残酷という言葉を超えているし、全て間違っている。
僕も同様にマリアには教会に挑む支えを与えてあげたい。
これは現実世界では扱いが難しい話題だし、キリスト教の価値観を強く持った人はマリアの言った事に反対すると確信している。
だが、僕は心からマリアに同意する。
ただ、今回のエンディングにはちょっと困惑したな。 (男性)

・アニメのルートは戯言みたいだ。
何処からともなくガルファのような厄介者を創り出して、ジョセフのオリジナルイメージを台無しにした。
今の彼は、少年漫画にありがちなグチグチ悩むナイスガイ(皮肉)だ。
そして二人のホモ神父はハンサムに描かれているのみならず、かなりの支配権を持っている。
最後にグチグチ言ってたことは完全に時間の無駄だった。
製作者たちは原作に忠実に描くべきだったよ。 (男性)

Re:完全に正しいよ。
アニメはジョセフを勇敢(?)な男から悲劇の主人公に仕立て上げてしまった。
僕はどうやってミカエルに対抗していくのかを見てみたかったんだけど、
ミカエルが変わらない限りこの先どうしようもないように思う。 (不明)

・ガルファは慈悲だと言っていた。
これはあの金属の指を突っ込んだだけで実際にそれ以上の事はしていないって意味かな? (アメリカ 男性)

・ここ数話は本当にすごいエピソードだな。
モラルの曖昧さやその苦しみはまるで虚淵が脚本を書いたかのようだ。
どうやら神父がマリア目線で見るようになり始めたようだが、
それがあの矢継ぎ早の実存主義スピーチから読み取ったものだ。 (不明)

・マリアはまだ純潔を保っているって事は不完全な挿入だったって事? (不明)

Re:ガルファはあの金属の手を使ったからたぶんカウントされないのかも。 (不明)

Re:でも事に及ぶ前に奴は自分の股の周りをまさぐっていたぞ。 (不明)

Re:まぁそっちの方が劇的な演出効果があるからでしょ。
実際どうなったのかは今の所まだ分からない。 (不明)

・使い魔がまだ生きて機能している事から、まだマリアの魔法の力は残っていて、
実際にはレイプされてないと言う事だろうな。 (不明)

・信仰によって人間はいかに残酷になれるものなのかという事をまたもや示したな。
マリアにはとても気の毒に感じるけど、ガルファがマリアの純潔を奪ってなくて良かった。
でも、愚かな教会が圧力をかけ、マリアを迫害するように仕向けた。 (不明)

・激怒が僕の心に渦巻いている!!!
マジでムカつく!!!あああああ!!
これほどの怒りを抱いたのはいつ以来だろうか。
1期のアルドノアゼロの最終話でさえ、こうはならなかった……。
マリアの仲間たちはさておき、他の奴らを刺して回りたいぐらいだ。
人間ていうのはなんとも哀れな生き物だね。
神もまた同様だ。 (ポーランド 男性)

・ついに僕はラテン語を勉強し、スコラ哲学を学ぶ理由を見つけた。
著者が引用した中世やラテンの物事を理解するのは良いきっかけだと思う。 (不明)

・純潔のマリアは本当に良い会話があるな!
これをRedditの哲学板や無神論板に投稿しよう。 (不明)
Re:たくさんの有名な哲学者の引用があったから、哲学板向きかもね。
でもベルナールの結論はその神への信仰をむしろ強めたようだ。
人間が生きているうちには自由意志が存在し、必要な時が来れば神はその責任を引き受ける。 (不明)
Re:無神論板向けでは無いだろ。
ベルナールが達した結論の簡易化されたものは近代のカトリック教義でも広く教えられている事だよ。 (不明)
Re:そうなのか、それほどたくさんのキリスト教義を学んだわけじゃないんだ。
アニメに教えられるとは面白い事ではあるね。 (不明)

・アンの父親は間抜け。
アンの家族たちは間抜け。
ガルファは間抜け。
教会の人物たちは間抜け。
貴族は間抜け。
みんな間抜け。少なくともジョセフだけがマリアの味方だ。 (不明)
Re:ガルファは間抜けなんじゃなくてサイコパスだ。 (不明)
Re:アンの家族たちにはそうするほかなかっただろ。
これは宗教裁判なんだよ。 (不明)

Re:そうだよ。
彼らの目を見れば分かるように、やりたくなかったけど、そうせざるを得なかったんだよ。
たとえ、マリアがマーサにそうするように促したとしてもね。 (不明)
Re:お婆ちゃんはマリアの承認を得ていただろ。
だから別にOKだよ。
でも、父親の証言は余計だったけど。
だって他に証言者もいたしね。 (不明)

・頼むからこのアニメをレイプなしに見終えさせて欲しい。
僕はNTRは嫌なんだ。
もしレイプが起こったとしたら普通のNTRよりよっぽどおぞましいものになる。 (不明)
Re:君はNTRの意味を正しく理解していないと思うんだが……。
NTRはレイプじゃないぞ。
NTRっていうのは関係性をもった相手がSEXやレイプされているのを見て楽しむ性癖の事なんだが。
NTRには諸説あるけど、単純にレイプされるのはNTRとは程遠い。 (不明)

・なんとも危機一髪(the close call)だったな。
ガルファが失敗し、そもそもジョセフは最初からそういう意図では無かったのは良い事だ。
今回のエピソードは社会の重圧というものがとても強いという事を示した。
人々を盲目にさせ、どうしようもないかのように自己保身に走らせる。
お婆ちゃんは石を投げざるを得なかった。
だが、無条件でマリアの味方をしてくれるような勇敢な人物がいて嬉しいよ。
特にビブは神の意思に背いてまでマリアを心配し、ミカエルにすら反抗してみせた。
本当に彼女はクールだった。
そしてジョセフもしきたりを破ろうとしているようだ。
ベルナールは哲学的な問答をするあまり、クレイジーになっちゃったな。
そして自分の信仰に疑いを抱いているようだ。
マリアの足にキスしちゃったぞ。
プリアポスが窓をふさいでいた所は愉快だった。 (カナダ)

・あの神父がマリアに対して何をするのか、そしてビブが死んでしまうのか。
もしビブが死んだらマジギレする。 (男性)

Re:ビブが死ぬとは思わない。
でもビブは本当に勇敢だよね。
ミカエルに立ち向かっていくだなんて。 (アメリカ 男性)

・未だに分からないことが一つある。
なんでプリアポスがジョセフに謝る必要があるんだ?
そもそもからしてジョセフがガルファをマリアの所に連れてきたのが発端じゃないか。
それに、エゼキエルがマリアの弱点を話さなければこんな事は起こらなかったしね。
まずジョセフが自分の『友人』をマリアの所に連れてきた事を謝るべきだよ。
次のエピソードでのジョセフとガルファとの対立が待ち遠しい。
きっと壮大なものになると言う予感がしている。
何にしても、あらゆる視点からストーリーはとても良くなってきている。
次回予告ではプリアポスは自分を辱めてくれと言っていたよな?
何が来るのかが本当に楽しみだよ。 (男性)

・エゼキエルを責めている人がいるが、もしエゼキエルが処女絡みの事を言わなければ、相手は率直にマリアの事を殺そうとしただろう。
確かにレイプはひどいものだけど、でもマリアの命を救った事は確かだ。 (男性)

・ベルナールは以前からいつも敬虔で熱心な信徒だったが、同時に策謀家でもあったからな。
ずっと何かの計画を練っていたようだしな。
それでも奴は十代の女の子をレイプして殺す事が神に認められていると考えるようなクソだけど。
ガルファは純粋ではあるが皮肉屋なクソ野郎で無残な死を遂げるべきだ。
願わくばマリア自身の手によって死んで欲しい。 (不明)

・ベルナールの頭がぶっ飛んだ事には笑ったw
だがマリアに大事が無かったようで一安心だよ。
彼女は彼女が受けた仕打ちに値するような人物ではない。
だがそれでもなぜマリアが魔法を使えなくなったのかが気になる。
ミカエルをブッ飛ばす事は出来ないのか?
マジでイライラするようになってきた。
行け! ビブ!!! (男性)

・ベルナールがヨーロッパ初の理神論者になったな。
ビブはミカエルに逆らい今や戦っている。
マリアは純潔を保っているようだが、魔法の力が失われた。 (男性)
理神論者:神が宇宙を創ったが、その後放置していると信じる人

・整ったエピソードだけど、マリアにちょっと言われただけで突然自分の信仰を疑ってかかるベルナールは好きじゃないな。
僕が言いたいのは、彼は以前にこの手の事を考えもしなかったのか?って事。
彼の決意はこれほど簡単に壊れるものなの?
『天は自ら助くる者を助く』という格言がある。
これは『神は助けてくれない』という事でもあるんだよ。
彼はこれまでに信仰に疑問を投げかけなかったのか?
まぁいいや。
ガルファとジョセフが次第に敵同士になって行くのは何となくわかっていた。
でももっと違う形でそうなるものだと思っていた。
願わくば彼らの間で壮大なバトルが繰り広げられる事を期待したい。
マリアがどうやって現状を打破するのかは分からない。
おそらくマリアの魔法の力が戻るのだろうか。
ビブがどうやってミカエルの何を潜り抜けるのかも分からない。
きっと面白くなっていくだろう。
他の魔女たちが行動に移すところも見たい。 (男性)

Re:とは言ってもベルナールは以前のエピソードで、ガルファからの報告でクレイジーになってしまったシーンがあった。
あれがおそらく最初の兆しだろうな。
ベルナールが以前から信仰を疑った事は無いのか?という点については、
ガルファがエゼキエルの情報をベルナールに伝えたわけだけど、天界は地上の出来事に関心が無いという内容が天使の従者であるエゼキエルが言った物というのも後押ししているんだろう。 (不明)

・僕にはマリアへの乱暴のシーンは視聴者に対して安易にマリアがレイプされたように思わせるような安っぽい感じに見えた。
まぁでも真剣に、お約束でもなく、作者の性的嗜好でもなく、真剣にメインキャラクターがレイプされる必要性を組み込んでくるような作品にはある意味畏敬の念を抱くと思うけど。 (不明)

・ビブがゲートオブバビロンを手に入れたようだ。
まぁ剣じゃなくてハルバードだったけど。 (不明)

・僕はマリアが全く教訓を学んでいなかった事に一抹の失望を抱いている。
彼女は未だに自分の理想に執着している。
当時の時代の国々は今の世界のようには動いていないんだよ。
まぁその執着によってベルナールが不可知論者になるという変化があったのはまだ良いんだけどね。
あの男が聡明である事は知っていたけど、あれほど深い考えを持っているとは思わなかった。
僕は彼の神学上の献身が論理的洞察を説き伏せるだろうと思っていたからな。
だからこの結果には嬉しい驚きを感じた。
ベルナールは文字通りマリアの足にキスした。
在りし日の聖人には決して起こり得なかった事だったけどね。
これ以後ベルナールは宗旨替えをして、マリアの現在の運命を救うかもしれない。
心身深いジルベールがこれを阻止しようとするのだろうか。 (男性)

・とても素晴らしいね。
僕はこの番組の深さが大好きだ。 (不明)
Re:ベルナールの喚き散らしを翻訳してくれた人物に尊敬の念を送りたい。 (不明)

・神をどう見るか、そして人が生きている間にどう行動すべきかって事だな。 (不明)
Re:神への理解無しに神が全知全能であるという事を証明する事をベルナールは強要された。
実存の危機があああああああああ。 (不明)
Re:でも彼は神が人間の出来事に干渉しないというのはかなり早く通過したけどな。
そしてマリアは正しくもある。
人間はその自らの意思によって生きなければならない。
『自分の靴を履いて地面に立て』という事だ。
理想と現実を並列させるシーンは素晴らしいものだったよ。
神を信じて祈っても、神は地上に助けに降りては来ない。
僕はこれを理解する事が真の信仰を達成するためのとても重要なステップだと思っている。 (不明)

Re:マリアのスタンスはとても興味深いけどね。
もし神が助けてくれなかったら、人が自分の運命について全責任を負う。
そうであるのならば、信仰を持つ要点がいったい何なのかという事だね。 (不明)
Re:この考え方は神が全く助けないという事では無いよ。
神が自ら行動しないというだけ。
聖霊がその人の背後に寄り添って、人が自分の足で道を切り開いていく手助けをするんだ。 (不明)

Re:だがマリアの言ったようにこの理屈は戦場で立っている人間にはしっくりこない。 (不明)
Re:いや、そういう事を言ったわけじゃないだろ。
マリアは素敵ではあるけど、彼女は哲学者でも神学者でもない。
だから彼女の主張はそれほど強いものでは無い。
ベルナールのちょっとしたモノローグの全要点は、神に対するマリアの単純すぎる見方への完全な反論だ。 (不明)

・僕はあの金髪の男が最後に言ってた事の意味が分からないんだ。
ちょっと僕の英語の理解力には難しすぎた。
彼はマリアの味方になったの? (不明)
Re:僕もキリスト教的神学への理解不十分だし『ひどく下手』だけど説明してあげよう。
まず最初に、ベルナールは世界に神がいないと仮定した。
彼の最初の思考はトマス・アクィナスの証明を考えればそれは不可能であるという事だ。
アクィナスには有名ないくつかの理論がある。
これらは非常に複雑なのだが、でも単純化するとこういう感じだ。
1、自分自身を創造する事なく、最初に宇宙を創造した誰かがいるはずであり、それこそが神に違いない。
2、世界は神によって定められたであろう規則性を保持しているべきだ。
3、物事の良し悪しが比較されるのであれば、そこにはすべてが比較される頂点が存在していなければならない。
神がいないと仮定して、アクィナスの理論に則るなら、神がいなければ宇宙も存在しないし、規則性も保たれない、善悪の比較が出来ないという事になる。
そこで、次に神父はウィリアム・オッカムの理論を思い出した。
曰く、『人間の理性は神の存在を証明出来ない』という事だ。
なぜならば、人間の理論は厳密に原因と結果が要求されるが神は原因と結果によって束縛されないから。
オッカムは神やその魂を学ぶ唯一の方法は信仰と天啓によってのみもたらされると信じていた。
ちょうどベルナールが信仰を疑っている時に同じことが言われていたね。
だから、人間の理性で神の存在を証明出来ないのであれば、アクィナスの引用も含めて論理で神の存在を証明しようとするのは間違いじゃないか?という事になる。
だからベルナールは論理学そのものについて考えるために、次にアリストテレスの論理学を持ち出した。
この理論を手短に要約( Long story short)してしまえば、『肯定』と『否定』は同時に起こり得ないと言う事。
たとえば、僕は『全ての猫は哺乳類である』や『全ての猫は哺乳類ではない』と問題提起する事は出来る。
でも『全ての猫は哺乳類でありつつ哺乳類では無い』という事は出来ない。
僕が推定するに、ここでベルナールが考えたのは以下の通りだろう。
『神の存在が宇宙の存在への述部になる』
これは上記したアクィナスの理論の1番だね。
(主部と述部の関係はAはBであるという物だ。Aが主部であり、Bが述部)
宇宙の存在が主部(語)なら神の存在が述部(語)である。
神は宇宙が存在するために必要。
だが神はいないと言う。でも宇宙は存在すると言う。
これじゃ神は存在するとも言えるし、存在しないとも言えてしまう。
この理論に従えば、神無しで世界を想像する事は理論的に首尾一貫しないって事になるね。
だから(まっとうに理攻めでかかるのは無理だと判断した)ベルナールは神(不変存在)は宇宙が存在する事の必要条件ではないかもしれないという事に気付いた。
彼は神を疑い、疑い尽くした後で残った物が真の信仰であるべきだとした。
トマス・アクィナスは神が人間の合理性を与えたので、人は神の真実を説き明かす事が出来ると信じていた。
だがしかし、ベルナールは神を疑う事によって神が残らなかったら何が起こるのかを恐れた。
そしてベルナールはそれを考えてもその答えを得られないのでその可能性を放棄した。
次にベルナールはもし宇宙が神(全能)無くして存在するならば、どうなるかと仮定した。
ベルナールは"Esse est Deus"つまり"Existence is God,"『私の認識こそが(神の)存在』
これはおそらくアンセルムスだと思うけど、それを引き合いに出した。
アンセルムスは『存在自体の存在が神の存在を証明する』と主張した人物だね。
これはとても複雑な話だ。
だが、ベルナールはその先に進み、
なんとかして彼自身の認識がそれ自身の存在を証明すると理解する事によって
デカルトの思想を2世紀も早く先取りする事が出来た。
あの有名な"Cogito Ergo Sum"もしくは"I think, therefore I am"『我思う、ゆえに我あり』の人だ。
これは神の存在の証明のためにデカルトを有名にした主張だね。
彼はまず彼自身の証明をする事によって、神の証明につながると考えた。
そしてそれはほとんど人自身の存在が神の前にあるという事を示すようなものだ。
ここでもベルナールがそれをうまくやっていた。
そして彼はなんとか実存主義に至った。
まぁ実存主義が実際に西洋に広まるにはあと500年ほどかかるわけだけどね。
しかし、どうやらベルナールの理論は西洋哲学を数百年を先んじたようだ。
彼はニーチェやサルトルをうまく拾い上げた。
そして、世界に活動する神なくして、人のみが自分の行動に責任を持ち、その罪を引き受ける事が出来るのは当人だけだと気付いた。
それと聖アウグスティヌス/カルバン派の中に、『人間の自由意志が神によってコントロールされている』という思想があったんだけど、ここでベルナールはその考えを排除し、ペラギウスを持ち出した。
ペラギウスは『人間の自由意志が神にコントロールされるなら、人間は道徳の代理人から単なる天国に行く権利のない無思慮な操り人形へと変貌する』とし、『神は人間の自由意志をコントロールしない』と主張した有名な異端者だ。
だがもちろんベルナールは神を否定したわけでは無い。
彼は『ペラギウスの教えの様に神を崇めつつも、自由意志によって自分を救う』と言っていたように、神の存在を未だに信じている事を明確にした事が僕たちにも見て取れるだろう。
それゆえ、人間が人間の世界を管理し、自分たちの営みと神への崇拝を同時に行うと考えた。
人は自分の魂を救い、そしてそれによって天国に行くことが出来る。
世界に内包されている神と人間の自由意志との間でバランスが保たれているわけだ。
彼は天国を認めているし、人間は自分の行動を通して天国に行くとした。
これはちょっとエイレナイオスっぽいね。
でも僕はこれ以上話をややこしくするつもりは無いよ。
まぁここまでの要約によれば、ベルナールの最終的な結論は、神の存在の前に自分の存在に気付けという事。
ベルナールは人間に自由意志が無ければならない事を意味するためにちょっと飛躍し、我々は神によってコントロールされないと結論付けた。
だから、我々は我々の問題を神に頼る事は、我々の自由意志の否定になるので、それは出来ないと考え、もし我々が『神は人間の事象に関与しない』という事を認めるのであれば、『我々が人間に対して責任を負わねばならない』という結論を下した。
それはまさにその通りであり、『我々がキリストの意思を実行する事を現実のものとするために、絶えず自らの自由意志を働かさねばならない』という事でもある。
もしくはマリアが言ったように、人はまず一人で立ち上がる事(stand on one's own two feet:自立)べきだって事だね。 (不明1)

Re:ハッキリさせてくれてありがとう。
神学は僕の学校では重視されなかったんだよね。
キミの『すごく下手』な説明のおかげで今回のエピソードの最後の部分の理解に役立ったよ。
キミのことを賞賛する。 (不明)
Re:すげぇ!!
キミはベルナールのひらめき(eureka)の骨子をうまく要約してくれた。
僕も彼の理論の電車に乗らせてもらうとするよ。
僕はこれの歴史の大部分は分からないけど、この極端な説明に感銘を受けた。
キミは大学の神学の単位を取っていたか、あるいはミッション系の高校に通っていたのかな?
僕は哲学の授業は取っていたけど、神学は取ってなかった。 (不明)
Re:僕はイギリスで哲学のAレベルを取っていた。
その一環でこれらの事を学んだし、それ以外は自分で本を読み漁ったりしたんだよ。 (不明1)
Aレベル(A Level)(上級Level)はイギリスの公立大学に入学するための統一試験で、合格すれば全てのイギリスの大学、世界中の大学への入学に際し、資格として認められる試験です。
この試験は、大学進学への徹底した学力テストで「黄金のスタンダード」と呼ばれています。Aレベル(A Level)でトップクラスの成績を上げると、医学のような高度に専門的で競争の激しい学位コースや、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、インペリアル・カレッジ、ロンドン大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスなどの最高峰の大学への入学が可能になります。
Re:へい、哲学仲間よ!
キミの要約はとてもとてもいい仕事だった。
僕を本当に惹きつけたのはトマス・アクィナスの言及だったね。
正直彼の名前は僕の頭の中から抜け落ちていた。
マリアがどこか神学的皮肉を交えつつ、数世紀早くベルナールに対して実存主義の考えを紹介したことはとても面白かった。 (不明)
Re:僕はアメリカの大学で哲学を取っているの3年生だけど、神学の性質上あまり真剣な授業は受けてこなかった。
最初の2年間は非宗教的なカント哲学や功利主義、アリストテレスの徳倫理学、
そして最後の授業はメタ倫理学だったんだ。 (不明)

Re:それってなんだか純粋な倫理コースじゃない?
なんだかキミがやって来た事はあくまで哲学の一部だと思う。 (不明1)
Re:そうだね。
倫理入門、規範倫理学、メタ倫理学などが僕の取ったコースだ。
哲学についてはちょっと自分で読み終わった程度。
デカルトやそのほか有名なところを触る程度にね。
だからまだ本格的な『哲学』コースは取ってないんだ。
ちょっと自己弁護になるが、僕の専攻は化学なんだ。
だから専門分野のごくわずかしかやってないんだよね。
それにあまり本当の哲学って感じものは扱ってないみたい。 (不明)
Re:この分析はこのスレッドで最も重要なものだな。
僕は一つの哲学コースしか取ってないし、僕は敬虔なカトリックの家系に生まれたから、
ベルナールの下した結論はほとんど理解出来なかった。
それでも素晴らしいシーンであるとは思うよ。 (不明)
Re:僕は一切本格的な哲学をやってないけど、意味が分かったぞ。
まぁずっと哲学には興味を持って来たんだけど、取り組む機会が無かったんだよね……。 (不明)

・ベルナールは60秒間でユダヤ教とキリスト教と哲学の黄金期を潜り抜けたな。
腹の底から笑ったよ。 (不明)

Re:無視論論者としてはとても見ていて楽しい会話だった。
特にマリアのコメントがね。
この番組はおそらく今期一番だな。 (不明)
Re:キリスト教徒として僕も本当に大好きだよ。
あの二つの大きな哲学的問題はすべてのキリスト教徒が徐々に結論を下さなければならない問題だ。
一つ目は救済は自由意志によってもたらされるか、あるいは神の選択によるものか。
二つ目はそれがいずれのものであれ、我々には『良く在る』義務があるのか。
彼は1分間すべてを使って自身の力でそれを解き明かそうとし、急にその信仰を変えてしまった。
とてもクールな瞬間だ。 (不明)
Re:あれは哲学的オーガズムだった。 (不明)
Re:僕には肉体的オーガズムに見えた。 (不明)

・なんでベルナールはマリアの足にキスしたの? (不明)
Re:キリスト教で足にキスする意味を語ろうか。
足を洗ったり、足にキスするというのはキリスト教義の中で、イエス・キリストが伝道の中でやって来た事でもあり、相手に対する敬意の証なんだ。
司祭や、教皇、あるいは高位の神父たちが個人個人への絶対的な尊敬、そして平等である事を示すものだ。 (不明)
Re:謙遜や隷属の証と同じぐらい個人への尊敬ってのはちょっと違うんじゃないか。
まぁそれでも身分に関係なく敬意を表すという意味が暗示されているかもしれないが。
キリストは自分が弟子や信徒にとって神の子であり、重要な宗教的指導者であるにも関わらず、
娼婦の足を洗ってやった。
そして、昨年にはフランシスコ教皇が一般人の足を洗った。
その中にはムスリムの女性も含まれている。
教皇やメシアが強力な人物でない事に異議を唱える事は出来ないが、しかし彼らの身分に関係なく、
彼らが人類全体のあらゆる役に立つために存在する事を、その行為は意味する。
ここでのシンボリズムはいくつかあって、
1、ベルナール神父が上記のキリストの立場であり、マリアが娼婦の立ち位置である。
この暗示は明らかだけど、マリアにとって良い事だとは思えないね。
2、キリストがそれをやった時、弟子は全員気が狂ったと思った。
それを聖職者側の心の中身を意味していると考えるもの。
3、純粋に神父がマリアに心酔し、主従関係による隷属の証。
まぁこれはちょっとどうかと思うけど。 (不明)

・ワォ、ここ数話の所少し関心が薄れてきていたから今回のエピソードは再び僕の関心を引き付けた。
でもベルナールがバカみたいになっちゃったな。
まぁ彼はマリアが処女だという知らせを聞いた時、すでにおかしくなっていたけど、
でもマリアにちょっとコメントされたぐらいであの変貌っぷりは少しペースが急すぎないか?
あそこまで無理やりやる必要は無かったと思う。
ベルナールがマリアの足を拭き、口づけをした事だが、あれはマリアが聖人のようになるという事だろうか? (男性)
・神父からあんなことをするとは思わなかった。
あの足へのキスはベルナールがマリアに自らの神になってほしいという事だろうかw (男性)
Re:神父が足をマッサージしたりキスしたりしてたのは尊敬の表れだよ。 (アメリカ 男性)

・マリアの『魔法の喪失』ついて最も重要な事は『自然に、突然、自動的に』起こるものでは無いという事だ。
マリアの魔法を取り除くとされている人物(天使)はミカエルだよね。
この点は3話をみれば分かると思う。
現に他の魔女たちを見れば分かるが、彼女らは処女じゃなくても魔法を使えている。
ビブがいい例だ。
そして、明らかに今回のエピソードでミカエルはマリアに何もしていなかったよね。
だからマリアが魔法を使える可能性は残っているよね? (不明)


・僕はカトリック教徒だし、このエピソードには尻込みしたな……。 (男性)

・とても過酷になって来たし、ひどいトラブルになってきた。
思って来たのとは違う感じになってきたよ。
マリアが『純潔』を保つだろうって事は何となく知ってたけど、
彼女が力を失ってしまった事にはひどくショックを受けた。
これから教会の手によってマリアはさらにひどい事をされるんじゃないかと思っている。 (男性)

・なんていうエピソードだよ。
こんなに暗い話になるとは思ってなかった。
あのクソ野郎のガルファにマリアが殴られた時は最悪だった。
今回はマジで辛かった。
俺は大抵こういうの気にしないんだよ。
いつもは『どうせただの打ち身だろ、すぐに治るよ』って感じ。
でも今回は違った。
あのレイプ魔には死んで欲しい。
まぁ実際事に及んでいようがいまいが、誰かが可及的速やかに奴を排除しなければならない。 (不明)

・最初のシーンは本当に見辛かったよ。
お腹が物理的に痛くなって、実際にガルファがマリアをレイプしてたらちょっと泣いていたかも。
別に私はレイプとかのトラウマがあるわけじゃないけど、真剣な話、レイプは死よりも恐ろしい事だよ。
でもそれだけうまくあのシーンは出来ていた。
緊張感が高くなりっぱなしだったし、過ぎ去るまで息もつけなかったからね。
そして、使い魔がまだ人の形を保っているという事を指摘したジョセフにはハグしてあげたい思いだね。
安心したなぁ。 (不明)

・ガルファはAクラスのクソ野郎になってしまった。
今の奴は救いようが無い。 (男性)

Re:彼はそれでもまだ灰色に見えるよ……。
たとえば彼はマリアを襲撃したが、レイプはしなかった。
そしてよりひどく無い方法でマリアの魔法の力を奪った。
彼がやれと言われた事についてモラル的な葛藤がなければ、とっととマリアを犯してそれで終わりだっただろ。 (不明)

Re:いやでも邪魔さえ入らなければそうするつもりだっただろ。 (不明)

Re:うーん、僕もガルファがみんなの言うように完全なクソ野郎だとは思わないんだよな。
ガルファはマリアの魔法の力を失わせろと言われていた。
もちろんそこにはマリアをレイプしろという暗喩が含まれているが、
そういう点に関してはガルファは可能な限り『配慮』したと言える。
マリアはレイプされなかったし、魔法を失わせるだけだった。 (不明)
・今回のマリアがレイプされたと思わしきシーンでは本当に顎が落ちたよ。
その部分のディレクションにはとても感銘を受けた。
マリアが何度も立ち上がって魔法を使おうと抵抗するシーンは本当に胸が痛んだ。 (不明)

・マリアは魔法を使えないふりをしているんじゃないかと思う。
使い魔が未だに変身できる事が証拠になるし、なんらかの策略を練っているのだろう。 (不明)
Re:マリアは無意識化で他人に向けて魔法を使えなかったんじゃないかな。
普段マリアが幻影の魔法を使って、人を欺いていたりするから、それがなんなのかは分からないけど。 (不明)
Re:どちらかと言えばマリアが自分で魔法を使えると信じている時しか魔法を使えないって感じじゃないかな。
例えば神を信じているものにしか神が存在しないように。 (不明)
Re:それでもガルファに応戦している時に火の鳥を召喚した。
マリアが魔法を使えなくなったとは思わない。 (不明)
Re:なるほどね。
だったらやっぱり無意識化でどうにかなってるとかそういう話かな、。
それ以外にマリアが力を行使できない理由が分からない。
ガルファがやった事によって一時的に力を失わせたわけでも無い限りは。 (不明)
Re:ガルファの暴力行為がマリアにトラウマを負わせたという事は無いか?
たとえば実際にマリアはレイプされなかったとしても、ガルファはその間近までいった。
だからマリア自身がもう自分の事を純潔だと思っていないとか?
自分の信念が揺らいだ事によって魔法にも影響が出ているのではないかな。 (不明)
Re:それはあり得る話だな。 (不明)

・うわぁ、マリアが暴行を受けた。
このエピソードのマリアには気の毒に思う。
いやぁ、でも本当に、この番組の兵士たちはこんなに残酷な思考回路になれるもんだね。
だが、マリアの友人たちがマリアを奪還しようとしている所は大好きだ。
終わり方はとても奇妙だったな。
あの神父に一体何が起こったんだ……。
すぐに仲間達がマリアをダンジョンから救出してくれる事を期待したい。 (男性)

・ガルファは結局行為を成功させたの? (女性)

・ガルファは失敗したんじゃないかな?
たぶん、先っちょだけ入れて達してしまったのかなw (男性)

・だが、ガルファがレイプに失敗したというのならば、なぜマリアは魔法の力を失ったんだ?
今回唯一うんざりしたのはアルテミスがエゼキエルを許していた所だな。
彼らが絆を培ってきた事は分かるんだけど、人物に対する好感度は事実を曲げる事にはならない。 (男性)

Re:俺も同じことを思った。
ここ2~3話で起こったすべての悪い事態は全てエゼキエルの失態だしな。
特にガルファがマリアをレイプしようとしたのはエゼキエルが情報を漏らしたせい。 (アメリカ 男性)

・マリアがボコボコにされてしまったのは嫌いだけど、少なくともレイプはされなかったようだ。
おそらくマリアが魔法を使えなくなったのはクスリの副作用によるものだろう。 (アメリカ 男性)

・ここ数話のエピソードでガルファがやった事の償いがあるべきだ。
マリアはあんな仕打ちを受けるべきじゃないのに……。
ガルファが実際にレイプしてしまったかもと思ったとき、僕の心臓は止まりかけた。
僕はプリアポスやアルテミス、ビブやジョセフと同じ気持ちだ。
このエピソードで起こった事は残酷という言葉を超えているし、全て間違っている。
僕も同様にマリアには教会に挑む支えを与えてあげたい。
これは現実世界では扱いが難しい話題だし、キリスト教の価値観を強く持った人はマリアの言った事に反対すると確信している。
だが、僕は心からマリアに同意する。
ただ、今回のエンディングにはちょっと困惑したな。 (男性)

・アニメのルートは戯言みたいだ。
何処からともなくガルファのような厄介者を創り出して、ジョセフのオリジナルイメージを台無しにした。
今の彼は、少年漫画にありがちなグチグチ悩むナイスガイ(皮肉)だ。
そして二人のホモ神父はハンサムに描かれているのみならず、かなりの支配権を持っている。
最後にグチグチ言ってたことは完全に時間の無駄だった。
製作者たちは原作に忠実に描くべきだったよ。 (男性)

Re:完全に正しいよ。
アニメはジョセフを勇敢(?)な男から悲劇の主人公に仕立て上げてしまった。
僕はどうやってミカエルに対抗していくのかを見てみたかったんだけど、
ミカエルが変わらない限りこの先どうしようもないように思う。 (不明)

・ガルファは慈悲だと言っていた。
これはあの金属の指を突っ込んだだけで実際にそれ以上の事はしていないって意味かな? (アメリカ 男性)

・ここ数話は本当にすごいエピソードだな。
モラルの曖昧さやその苦しみはまるで虚淵が脚本を書いたかのようだ。
どうやら神父がマリア目線で見るようになり始めたようだが、
それがあの矢継ぎ早の実存主義スピーチから読み取ったものだ。 (不明)

・マリアはまだ純潔を保っているって事は不完全な挿入だったって事? (不明)

Re:ガルファはあの金属の手を使ったからたぶんカウントされないのかも。 (不明)

Re:でも事に及ぶ前に奴は自分の股の周りをまさぐっていたぞ。 (不明)

Re:まぁそっちの方が劇的な演出効果があるからでしょ。
実際どうなったのかは今の所まだ分からない。 (不明)

・使い魔がまだ生きて機能している事から、まだマリアの魔法の力は残っていて、
実際にはレイプされてないと言う事だろうな。 (不明)

・信仰によって人間はいかに残酷になれるものなのかという事をまたもや示したな。
マリアにはとても気の毒に感じるけど、ガルファがマリアの純潔を奪ってなくて良かった。
でも、愚かな教会が圧力をかけ、マリアを迫害するように仕向けた。 (不明)

・激怒が僕の心に渦巻いている!!!
マジでムカつく!!!あああああ!!
これほどの怒りを抱いたのはいつ以来だろうか。
1期のアルドノアゼロの最終話でさえ、こうはならなかった……。
マリアの仲間たちはさておき、他の奴らを刺して回りたいぐらいだ。
人間ていうのはなんとも哀れな生き物だね。
神もまた同様だ。 (ポーランド 男性)

・ついに僕はラテン語を勉強し、スコラ哲学を学ぶ理由を見つけた。
著者が引用した中世やラテンの物事を理解するのは良いきっかけだと思う。 (不明)

・純潔のマリアは本当に良い会話があるな!
これをRedditの哲学板や無神論板に投稿しよう。 (不明)
Re:たくさんの有名な哲学者の引用があったから、哲学板向きかもね。
でもベルナールの結論はその神への信仰をむしろ強めたようだ。
人間が生きているうちには自由意志が存在し、必要な時が来れば神はその責任を引き受ける。 (不明)
Re:無神論板向けでは無いだろ。
ベルナールが達した結論の簡易化されたものは近代のカトリック教義でも広く教えられている事だよ。 (不明)
Re:そうなのか、それほどたくさんのキリスト教義を学んだわけじゃないんだ。
アニメに教えられるとは面白い事ではあるね。 (不明)

・アンの父親は間抜け。
アンの家族たちは間抜け。
ガルファは間抜け。
教会の人物たちは間抜け。
貴族は間抜け。
みんな間抜け。少なくともジョセフだけがマリアの味方だ。 (不明)
Re:ガルファは間抜けなんじゃなくてサイコパスだ。 (不明)
Re:アンの家族たちにはそうするほかなかっただろ。
これは宗教裁判なんだよ。 (不明)

Re:そうだよ。
彼らの目を見れば分かるように、やりたくなかったけど、そうせざるを得なかったんだよ。
たとえ、マリアがマーサにそうするように促したとしてもね。 (不明)
Re:お婆ちゃんはマリアの承認を得ていただろ。
だから別にOKだよ。
でも、父親の証言は余計だったけど。
だって他に証言者もいたしね。 (不明)

・頼むからこのアニメをレイプなしに見終えさせて欲しい。
僕はNTRは嫌なんだ。
もしレイプが起こったとしたら普通のNTRよりよっぽどおぞましいものになる。 (不明)
Re:君はNTRの意味を正しく理解していないと思うんだが……。
NTRはレイプじゃないぞ。
NTRっていうのは関係性をもった相手がSEXやレイプされているのを見て楽しむ性癖の事なんだが。
NTRには諸説あるけど、単純にレイプされるのはNTRとは程遠い。 (不明)

・なんとも危機一髪(the close call)だったな。
ガルファが失敗し、そもそもジョセフは最初からそういう意図では無かったのは良い事だ。
今回のエピソードは社会の重圧というものがとても強いという事を示した。
人々を盲目にさせ、どうしようもないかのように自己保身に走らせる。
お婆ちゃんは石を投げざるを得なかった。
だが、無条件でマリアの味方をしてくれるような勇敢な人物がいて嬉しいよ。
特にビブは神の意思に背いてまでマリアを心配し、ミカエルにすら反抗してみせた。
本当に彼女はクールだった。
そしてジョセフもしきたりを破ろうとしているようだ。
ベルナールは哲学的な問答をするあまり、クレイジーになっちゃったな。
そして自分の信仰に疑いを抱いているようだ。
マリアの足にキスしちゃったぞ。
プリアポスが窓をふさいでいた所は愉快だった。 (カナダ)

・あの神父がマリアに対して何をするのか、そしてビブが死んでしまうのか。
もしビブが死んだらマジギレする。 (男性)

Re:ビブが死ぬとは思わない。
でもビブは本当に勇敢だよね。
ミカエルに立ち向かっていくだなんて。 (アメリカ 男性)

・未だに分からないことが一つある。
なんでプリアポスがジョセフに謝る必要があるんだ?
そもそもからしてジョセフがガルファをマリアの所に連れてきたのが発端じゃないか。
それに、エゼキエルがマリアの弱点を話さなければこんな事は起こらなかったしね。
まずジョセフが自分の『友人』をマリアの所に連れてきた事を謝るべきだよ。
次のエピソードでのジョセフとガルファとの対立が待ち遠しい。
きっと壮大なものになると言う予感がしている。
何にしても、あらゆる視点からストーリーはとても良くなってきている。
次回予告ではプリアポスは自分を辱めてくれと言っていたよな?
何が来るのかが本当に楽しみだよ。 (男性)

・エゼキエルを責めている人がいるが、もしエゼキエルが処女絡みの事を言わなければ、相手は率直にマリアの事を殺そうとしただろう。
確かにレイプはひどいものだけど、でもマリアの命を救った事は確かだ。 (男性)

・ベルナールは以前からいつも敬虔で熱心な信徒だったが、同時に策謀家でもあったからな。
ずっと何かの計画を練っていたようだしな。
それでも奴は十代の女の子をレイプして殺す事が神に認められていると考えるようなクソだけど。
ガルファは純粋ではあるが皮肉屋なクソ野郎で無残な死を遂げるべきだ。
願わくばマリア自身の手によって死んで欲しい。 (不明)

・ベルナールの頭がぶっ飛んだ事には笑ったw
だがマリアに大事が無かったようで一安心だよ。
彼女は彼女が受けた仕打ちに値するような人物ではない。
だがそれでもなぜマリアが魔法を使えなくなったのかが気になる。
ミカエルをブッ飛ばす事は出来ないのか?
マジでイライラするようになってきた。
行け! ビブ!!! (男性)

・ベルナールがヨーロッパ初の理神論者になったな。
ビブはミカエルに逆らい今や戦っている。
マリアは純潔を保っているようだが、魔法の力が失われた。 (男性)
理神論者:神が宇宙を創ったが、その後放置していると信じる人

・整ったエピソードだけど、マリアにちょっと言われただけで突然自分の信仰を疑ってかかるベルナールは好きじゃないな。
僕が言いたいのは、彼は以前にこの手の事を考えもしなかったのか?って事。
彼の決意はこれほど簡単に壊れるものなの?
『天は自ら助くる者を助く』という格言がある。
これは『神は助けてくれない』という事でもあるんだよ。
彼はこれまでに信仰に疑問を投げかけなかったのか?
まぁいいや。
ガルファとジョセフが次第に敵同士になって行くのは何となくわかっていた。
でももっと違う形でそうなるものだと思っていた。
願わくば彼らの間で壮大なバトルが繰り広げられる事を期待したい。
マリアがどうやって現状を打破するのかは分からない。
おそらくマリアの魔法の力が戻るのだろうか。
ビブがどうやってミカエルの何を潜り抜けるのかも分からない。
きっと面白くなっていくだろう。
他の魔女たちが行動に移すところも見たい。 (男性)

Re:とは言ってもベルナールは以前のエピソードで、ガルファからの報告でクレイジーになってしまったシーンがあった。
あれがおそらく最初の兆しだろうな。
ベルナールが以前から信仰を疑った事は無いのか?という点については、
ガルファがエゼキエルの情報をベルナールに伝えたわけだけど、天界は地上の出来事に関心が無いという内容が天使の従者であるエゼキエルが言った物というのも後押ししているんだろう。 (不明)

・僕にはマリアへの乱暴のシーンは視聴者に対して安易にマリアがレイプされたように思わせるような安っぽい感じに見えた。
まぁでも真剣に、お約束でもなく、作者の性的嗜好でもなく、真剣にメインキャラクターがレイプされる必要性を組み込んでくるような作品にはある意味畏敬の念を抱くと思うけど。 (不明)

・ビブがゲートオブバビロンを手に入れたようだ。
まぁ剣じゃなくてハルバードだったけど。 (不明)

・僕はマリアが全く教訓を学んでいなかった事に一抹の失望を抱いている。
彼女は未だに自分の理想に執着している。
当時の時代の国々は今の世界のようには動いていないんだよ。
まぁその執着によってベルナールが不可知論者になるという変化があったのはまだ良いんだけどね。
あの男が聡明である事は知っていたけど、あれほど深い考えを持っているとは思わなかった。
僕は彼の神学上の献身が論理的洞察を説き伏せるだろうと思っていたからな。
だからこの結果には嬉しい驚きを感じた。
ベルナールは文字通りマリアの足にキスした。
在りし日の聖人には決して起こり得なかった事だったけどね。
これ以後ベルナールは宗旨替えをして、マリアの現在の運命を救うかもしれない。
心身深いジルベールがこれを阻止しようとするのだろうか。 (男性)

・とても素晴らしいね。
僕はこの番組の深さが大好きだ。 (不明)
Re:ベルナールの喚き散らしを翻訳してくれた人物に尊敬の念を送りたい。 (不明)

・神をどう見るか、そして人が生きている間にどう行動すべきかって事だな。 (不明)
Re:神への理解無しに神が全知全能であるという事を証明する事をベルナールは強要された。
実存の危機があああああああああ。 (不明)
Re:でも彼は神が人間の出来事に干渉しないというのはかなり早く通過したけどな。
そしてマリアは正しくもある。
人間はその自らの意思によって生きなければならない。
『自分の靴を履いて地面に立て』という事だ。
理想と現実を並列させるシーンは素晴らしいものだったよ。
神を信じて祈っても、神は地上に助けに降りては来ない。
僕はこれを理解する事が真の信仰を達成するためのとても重要なステップだと思っている。 (不明)

Re:マリアのスタンスはとても興味深いけどね。
もし神が助けてくれなかったら、人が自分の運命について全責任を負う。
そうであるのならば、信仰を持つ要点がいったい何なのかという事だね。 (不明)
Re:この考え方は神が全く助けないという事では無いよ。
神が自ら行動しないというだけ。
聖霊がその人の背後に寄り添って、人が自分の足で道を切り開いていく手助けをするんだ。 (不明)

Re:だがマリアの言ったようにこの理屈は戦場で立っている人間にはしっくりこない。 (不明)
Re:いや、そういう事を言ったわけじゃないだろ。
マリアは素敵ではあるけど、彼女は哲学者でも神学者でもない。
だから彼女の主張はそれほど強いものでは無い。
ベルナールのちょっとしたモノローグの全要点は、神に対するマリアの単純すぎる見方への完全な反論だ。 (不明)

・僕はあの金髪の男が最後に言ってた事の意味が分からないんだ。
ちょっと僕の英語の理解力には難しすぎた。
彼はマリアの味方になったの? (不明)
Re:僕もキリスト教的神学への理解不十分だし『ひどく下手』だけど説明してあげよう。
まず最初に、ベルナールは世界に神がいないと仮定した。
彼の最初の思考はトマス・アクィナスの証明を考えればそれは不可能であるという事だ。
アクィナスには有名ないくつかの理論がある。
これらは非常に複雑なのだが、でも単純化するとこういう感じだ。
1、自分自身を創造する事なく、最初に宇宙を創造した誰かがいるはずであり、それこそが神に違いない。
2、世界は神によって定められたであろう規則性を保持しているべきだ。
3、物事の良し悪しが比較されるのであれば、そこにはすべてが比較される頂点が存在していなければならない。
神がいないと仮定して、アクィナスの理論に則るなら、神がいなければ宇宙も存在しないし、規則性も保たれない、善悪の比較が出来ないという事になる。
そこで、次に神父はウィリアム・オッカムの理論を思い出した。
曰く、『人間の理性は神の存在を証明出来ない』という事だ。
なぜならば、人間の理論は厳密に原因と結果が要求されるが神は原因と結果によって束縛されないから。
オッカムは神やその魂を学ぶ唯一の方法は信仰と天啓によってのみもたらされると信じていた。
ちょうどベルナールが信仰を疑っている時に同じことが言われていたね。
だから、人間の理性で神の存在を証明出来ないのであれば、アクィナスの引用も含めて論理で神の存在を証明しようとするのは間違いじゃないか?という事になる。
だからベルナールは論理学そのものについて考えるために、次にアリストテレスの論理学を持ち出した。
この理論を手短に要約( Long story short)してしまえば、『肯定』と『否定』は同時に起こり得ないと言う事。
たとえば、僕は『全ての猫は哺乳類である』や『全ての猫は哺乳類ではない』と問題提起する事は出来る。
でも『全ての猫は哺乳類でありつつ哺乳類では無い』という事は出来ない。
僕が推定するに、ここでベルナールが考えたのは以下の通りだろう。
『神の存在が宇宙の存在への述部になる』
これは上記したアクィナスの理論の1番だね。
(主部と述部の関係はAはBであるという物だ。Aが主部であり、Bが述部)
宇宙の存在が主部(語)なら神の存在が述部(語)である。
神は宇宙が存在するために必要。
だが神はいないと言う。でも宇宙は存在すると言う。
これじゃ神は存在するとも言えるし、存在しないとも言えてしまう。
この理論に従えば、神無しで世界を想像する事は理論的に首尾一貫しないって事になるね。
だから(まっとうに理攻めでかかるのは無理だと判断した)ベルナールは神(不変存在)は宇宙が存在する事の必要条件ではないかもしれないという事に気付いた。
彼は神を疑い、疑い尽くした後で残った物が真の信仰であるべきだとした。
トマス・アクィナスは神が人間の合理性を与えたので、人は神の真実を説き明かす事が出来ると信じていた。
だがしかし、ベルナールは神を疑う事によって神が残らなかったら何が起こるのかを恐れた。
そしてベルナールはそれを考えてもその答えを得られないのでその可能性を放棄した。
次にベルナールはもし宇宙が神(全能)無くして存在するならば、どうなるかと仮定した。
ベルナールは"Esse est Deus"つまり"Existence is God,"『私の認識こそが(神の)存在』
これはおそらくアンセルムスだと思うけど、それを引き合いに出した。
アンセルムスは『存在自体の存在が神の存在を証明する』と主張した人物だね。
これはとても複雑な話だ。
だが、ベルナールはその先に進み、
なんとかして彼自身の認識がそれ自身の存在を証明すると理解する事によって
デカルトの思想を2世紀も早く先取りする事が出来た。
あの有名な"Cogito Ergo Sum"もしくは"I think, therefore I am"『我思う、ゆえに我あり』の人だ。
これは神の存在の証明のためにデカルトを有名にした主張だね。
彼はまず彼自身の証明をする事によって、神の証明につながると考えた。
そしてそれはほとんど人自身の存在が神の前にあるという事を示すようなものだ。
ここでもベルナールがそれをうまくやっていた。
そして彼はなんとか実存主義に至った。
まぁ実存主義が実際に西洋に広まるにはあと500年ほどかかるわけだけどね。
しかし、どうやらベルナールの理論は西洋哲学を数百年を先んじたようだ。
彼はニーチェやサルトルをうまく拾い上げた。
そして、世界に活動する神なくして、人のみが自分の行動に責任を持ち、その罪を引き受ける事が出来るのは当人だけだと気付いた。
それと聖アウグスティヌス/カルバン派の中に、『人間の自由意志が神によってコントロールされている』という思想があったんだけど、ここでベルナールはその考えを排除し、ペラギウスを持ち出した。
ペラギウスは『人間の自由意志が神にコントロールされるなら、人間は道徳の代理人から単なる天国に行く権利のない無思慮な操り人形へと変貌する』とし、『神は人間の自由意志をコントロールしない』と主張した有名な異端者だ。
だがもちろんベルナールは神を否定したわけでは無い。
彼は『ペラギウスの教えの様に神を崇めつつも、自由意志によって自分を救う』と言っていたように、神の存在を未だに信じている事を明確にした事が僕たちにも見て取れるだろう。
それゆえ、人間が人間の世界を管理し、自分たちの営みと神への崇拝を同時に行うと考えた。
人は自分の魂を救い、そしてそれによって天国に行くことが出来る。
世界に内包されている神と人間の自由意志との間でバランスが保たれているわけだ。
彼は天国を認めているし、人間は自分の行動を通して天国に行くとした。
これはちょっとエイレナイオスっぽいね。
でも僕はこれ以上話をややこしくするつもりは無いよ。
まぁここまでの要約によれば、ベルナールの最終的な結論は、神の存在の前に自分の存在に気付けという事。
ベルナールは人間に自由意志が無ければならない事を意味するためにちょっと飛躍し、我々は神によってコントロールされないと結論付けた。
だから、我々は我々の問題を神に頼る事は、我々の自由意志の否定になるので、それは出来ないと考え、もし我々が『神は人間の事象に関与しない』という事を認めるのであれば、『我々が人間に対して責任を負わねばならない』という結論を下した。
それはまさにその通りであり、『我々がキリストの意思を実行する事を現実のものとするために、絶えず自らの自由意志を働かさねばならない』という事でもある。
もしくはマリアが言ったように、人はまず一人で立ち上がる事(stand on one's own two feet:自立)べきだって事だね。 (不明1)

Re:ハッキリさせてくれてありがとう。
神学は僕の学校では重視されなかったんだよね。
キミの『すごく下手』な説明のおかげで今回のエピソードの最後の部分の理解に役立ったよ。
キミのことを賞賛する。 (不明)
Re:すげぇ!!
キミはベルナールのひらめき(eureka)の骨子をうまく要約してくれた。
僕も彼の理論の電車に乗らせてもらうとするよ。
僕はこれの歴史の大部分は分からないけど、この極端な説明に感銘を受けた。
キミは大学の神学の単位を取っていたか、あるいはミッション系の高校に通っていたのかな?
僕は哲学の授業は取っていたけど、神学は取ってなかった。 (不明)
Re:僕はイギリスで哲学のAレベルを取っていた。
その一環でこれらの事を学んだし、それ以外は自分で本を読み漁ったりしたんだよ。 (不明1)
Aレベル(A Level)(上級Level)はイギリスの公立大学に入学するための統一試験で、合格すれば全てのイギリスの大学、世界中の大学への入学に際し、資格として認められる試験です。
この試験は、大学進学への徹底した学力テストで「黄金のスタンダード」と呼ばれています。Aレベル(A Level)でトップクラスの成績を上げると、医学のような高度に専門的で競争の激しい学位コースや、オックスフォード大学、ケンブリッジ大学、インペリアル・カレッジ、ロンドン大学、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスなどの最高峰の大学への入学が可能になります。
Re:へい、哲学仲間よ!
キミの要約はとてもとてもいい仕事だった。
僕を本当に惹きつけたのはトマス・アクィナスの言及だったね。
正直彼の名前は僕の頭の中から抜け落ちていた。
マリアがどこか神学的皮肉を交えつつ、数世紀早くベルナールに対して実存主義の考えを紹介したことはとても面白かった。 (不明)
Re:僕はアメリカの大学で哲学を取っているの3年生だけど、神学の性質上あまり真剣な授業は受けてこなかった。
最初の2年間は非宗教的なカント哲学や功利主義、アリストテレスの徳倫理学、
そして最後の授業はメタ倫理学だったんだ。 (不明)

Re:それってなんだか純粋な倫理コースじゃない?
なんだかキミがやって来た事はあくまで哲学の一部だと思う。 (不明1)
Re:そうだね。
倫理入門、規範倫理学、メタ倫理学などが僕の取ったコースだ。
哲学についてはちょっと自分で読み終わった程度。
デカルトやそのほか有名なところを触る程度にね。
だからまだ本格的な『哲学』コースは取ってないんだ。
ちょっと自己弁護になるが、僕の専攻は化学なんだ。
だから専門分野のごくわずかしかやってないんだよね。
それにあまり本当の哲学って感じものは扱ってないみたい。 (不明)
Re:この分析はこのスレッドで最も重要なものだな。
僕は一つの哲学コースしか取ってないし、僕は敬虔なカトリックの家系に生まれたから、
ベルナールの下した結論はほとんど理解出来なかった。
それでも素晴らしいシーンであるとは思うよ。 (不明)
Re:僕は一切本格的な哲学をやってないけど、意味が分かったぞ。
まぁずっと哲学には興味を持って来たんだけど、取り組む機会が無かったんだよね……。 (不明)

・ベルナールは60秒間でユダヤ教とキリスト教と哲学の黄金期を潜り抜けたな。
腹の底から笑ったよ。 (不明)

Re:無視論論者としてはとても見ていて楽しい会話だった。
特にマリアのコメントがね。
この番組はおそらく今期一番だな。 (不明)
Re:キリスト教徒として僕も本当に大好きだよ。
あの二つの大きな哲学的問題はすべてのキリスト教徒が徐々に結論を下さなければならない問題だ。
一つ目は救済は自由意志によってもたらされるか、あるいは神の選択によるものか。
二つ目はそれがいずれのものであれ、我々には『良く在る』義務があるのか。
彼は1分間すべてを使って自身の力でそれを解き明かそうとし、急にその信仰を変えてしまった。
とてもクールな瞬間だ。 (不明)
Re:あれは哲学的オーガズムだった。 (不明)
Re:僕には肉体的オーガズムに見えた。 (不明)

・なんでベルナールはマリアの足にキスしたの? (不明)
Re:キリスト教で足にキスする意味を語ろうか。
足を洗ったり、足にキスするというのはキリスト教義の中で、イエス・キリストが伝道の中でやって来た事でもあり、相手に対する敬意の証なんだ。
司祭や、教皇、あるいは高位の神父たちが個人個人への絶対的な尊敬、そして平等である事を示すものだ。 (不明)
Re:謙遜や隷属の証と同じぐらい個人への尊敬ってのはちょっと違うんじゃないか。
まぁそれでも身分に関係なく敬意を表すという意味が暗示されているかもしれないが。
キリストは自分が弟子や信徒にとって神の子であり、重要な宗教的指導者であるにも関わらず、
娼婦の足を洗ってやった。
そして、昨年にはフランシスコ教皇が一般人の足を洗った。
その中にはムスリムの女性も含まれている。
教皇やメシアが強力な人物でない事に異議を唱える事は出来ないが、しかし彼らの身分に関係なく、
彼らが人類全体のあらゆる役に立つために存在する事を、その行為は意味する。
ここでのシンボリズムはいくつかあって、
1、ベルナール神父が上記のキリストの立場であり、マリアが娼婦の立ち位置である。
この暗示は明らかだけど、マリアにとって良い事だとは思えないね。
2、キリストがそれをやった時、弟子は全員気が狂ったと思った。
それを聖職者側の心の中身を意味していると考えるもの。
3、純粋に神父がマリアに心酔し、主従関係による隷属の証。
まぁこれはちょっとどうかと思うけど。 (不明)

・ワォ、ここ数話の所少し関心が薄れてきていたから今回のエピソードは再び僕の関心を引き付けた。
でもベルナールがバカみたいになっちゃったな。
まぁ彼はマリアが処女だという知らせを聞いた時、すでにおかしくなっていたけど、
でもマリアにちょっとコメントされたぐらいであの変貌っぷりは少しペースが急すぎないか?
あそこまで無理やりやる必要は無かったと思う。
ベルナールがマリアの足を拭き、口づけをした事だが、あれはマリアが聖人のようになるという事だろうか? (男性)
・神父からあんなことをするとは思わなかった。
あの足へのキスはベルナールがマリアに自らの神になってほしいという事だろうかw (男性)
Re:神父が足をマッサージしたりキスしたりしてたのは尊敬の表れだよ。 (アメリカ 男性)

・マリアの『魔法の喪失』ついて最も重要な事は『自然に、突然、自動的に』起こるものでは無いという事だ。
マリアの魔法を取り除くとされている人物(天使)はミカエルだよね。
この点は3話をみれば分かると思う。
現に他の魔女たちを見れば分かるが、彼女らは処女じゃなくても魔法を使えている。
ビブがいい例だ。
そして、明らかに今回のエピソードでミカエルはマリアに何もしていなかったよね。
だからマリアが魔法を使える可能性は残っているよね? (不明)

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